2011年 04月 12日 ( 1 )

こんなに ゆっくり…

私の記憶に間違いがなければ、生まれて初めてだろうと思う。
こんなにも、ゆっくり…ていねいに、桜ばかりを見て廻ったのは…。
「桜」…と、ひとことで言っても、本当にたくさん種類がある。
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太陽の光を目指して上へ上へ、天に向かって伸びて伸びて、
時を待って、育ち、蕾をふくらませたサクラは、
その花を開く時、木の上から下を向いて静かに花弁を開く。
まるで、
見て!見て!  見てください!って、
咲き誇っているように。
だから、
サクラは、愛されるのかもしれない。
見てくれる人の方を向いて、木の下から見上げる人に、

優しくハラハラ…と桜吹雪を風に舞わせて…。b0122085_224061.jpg

人間が、どんなに力んでも、
越えられないことは、たくさんある。
それでも時は静かに流れ、
脈々と命の連鎖は繋がれて行く。

原爆が何より決定的に悪いのは、
この命の連鎖を断ち切るからだ。
自然の威力には勝てない。

絶対的な自然のサイクルの前で、人間は恐怖と畏敬の念に己の小ささを知る。
「命」は、縦に横に斜めに上下に…繋がっていかなければならない。
それを断ち切る「核」は「原子力」は、
そのことを、どう正当化しようとも正当化できるものではない。

今年も、日本には、確かに、こんなにもたくさんの桜が咲いたのに…。

馬屋原 眞美子
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by h-c-c | 2011-04-12 22:48 | Comments(0)