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気がつけば秋風・・・

・・・・・
 ことばが・・・見つかりません・・・。

「ありがとうございました」・・・ただただ・・・それだけでした・・・

大きな大きな“ポカ~ン”とした 何か大きな大きなものが 無くなってしまいました。

何もかも分っていたはずでした。

ずっとずっと知っていたことでした。

人は皆みんな、いつか必ずこの姿を消す日が来るのだということを・・・。

でも、違っていました。

そんなことでは済まされないんです。

家族葬で送ろうとしていたのですが、

訃報を聞きつけられた多くの方々が、駆けつけてくださいました。

改めて、父の大きさと、父が生前に働きかけたその志と熱意を知りました。

父のDNAと、愚直なまでに実直な生き方は、

他の誰でもない、私の中に、既に受け継がれていることを今、しっかりと感じています。

寂しい・・・とか、悲しい・・・とか、

そんな言葉では埋められるものではありません。

「時」と言う、川の流れにも似たこの人生の流れには、

決して抗うことが出来ず、

通り過ぎる人、行き逢う人、、、、、。


生前中、父の口から直接に誉められたことは一度も有りませんでした。

ただただ、父に誉められたくて、

ただただ、父に認めてもらいたくて、

それだけのために、生きてきたような・・・そんな・・・気もします。

そして、そのことが私をここまで育ててくれました。

女である私の生きざまなんて、

父の志と、彼が実際に行った多くの実績には遠く及びませんが・・・。


父は「自分」という存在を軸に、

自分の関わる人たちや、自身が身を置く業界の在り方、

後に続く後輩のことに想いを巡らせながら、自問自答し、

男として父親として、生活という基盤を外すことなく生き抜きました。

父の後片付けをしていて、日記帳を見つけました。

そこには、宝物のように大事な大事なものがたくさんたくさん詰まっています。

何度も何度もページをめくりながら、「ありがとう」の言葉より・・・

見つかりません。

そして、父が生き抜いた時代を共に生きてくださいました多くの方々、

父の我儘にお付き合いくださった多くの皆様に、

この場をお借りして、深くお礼申し上げます。

・・・ありがとうございました・・・・。

馬屋原眞美子

by h-c-c | 2008-10-07 15:19
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