人気ブログランキング | 話題のタグを見る

表裏一体の世界観

<・・・昨日からのつづき・・・>

そうは言っても、全ては表裏一体のうちに存在する。
教える者と教わる者とて、その関係性に変わりはない。
教える側は、教わる者の姿の中に自分を観る。
それは同時にそこに在り、この瞬間の関係の中で気づくことは山ほど有る。

たまたまその時、教える立場にあるとしても、
やはり私自身が、果てしない学びの途中に座する者でることも事実だ。
私は、基本的に学ぶことが好きである。
それがたとえ遅々たる歩みであろうとも、昨日まで分からなかったことが、
今日、分かるようになったと感じられる瞬間。
「アハ!」と腑に落ちるあの感覚。
自らに気づきをもたらす時に味わえる恍惚の一瞬。
学びが頭ではなく、血肉と成って身体に宿る、あの感覚だ。
生きるための力となる学びだ。

それは、教科書じゃない。
暗記じゃない。
左から右へ、レポートを書き写すことじゃない。

丸腰で生きる私たちの人生の旅路の中で、
いつ何処から、人生の難題に切り込まれてきたとしても、
身を処し、自分としての在りようを誤魔化すことなく生き抜いて行くための術となる。

私たちは、今、様々なカウンセリングの諸理論や心理学を、
その為にこそ学び合っているのだ。
ただ単に頭でっかちに、暗記の知識のためにむさぼっている訳では
決して、決して、断じて、ない。

ましてや、資格や肩書のために学んでいるのではない。
その事を理解してもらえたら、
この学びほど人生に於いて魅力的なものは無いだろうと、
私は考えるのだが、如何だろうか。。。。。


by h-c-c | 2015-11-11 16:27
<< 東中国カウンセリングセンターの講座 教えるのって難しいよね!! >>