「軍」「政府」「宗教」・・・。
「国家」「国民」・・・「一人ひとり」・・・「人間」。
国民を苦しめて、何のための国家か?
自分たちの住処である地球を破壊し続けて、何のための地球人か?
小さな小さな、名も無い一人の人間の、その『自我』。
「自我」と「自我」のぶつかり合いと葛藤は、
個人の中に生じる「自我」をそのままに社会に映し出し、
そこに時代を、文化を、環境を創りだす。
なぜに、人間とは、かくも未熟なのだろう・・・。
何千年、何万年生死することを繰り返せば、
本質の「気づき」に到ることが出来るのだろう・・・。
人は、時間が経てば成長するのではない。
歳を重ねれば、人間として成熟するのでもない。
時代が進み、文明が進歩し、科学が発展することが、
人類の成長でもなければ、
幸福に到る道でもない。
それでは、何?
何が、人類そのものを成熟へと向かわせるのだろう・・・。