カウンセリングに関わる人ならば、
多くの人が、名前くらいは知っているであろう「ロジャーズ」。
パーソンセンタード・セラピーを推し進めた彼の生き方は、
まさしく、彼の考え方そのものに引きずられ、
彼の遺した考え方は、後の多くの人に影響を与え、
彼の考え方を支持する人は、それに近い生き方を選ぶ。
考え方は、「考え」として独立するのではなく、
必ず、その人の生き方として反映される。
もともとは、神学校に在籍していたロジャーズだったが、
「人間」を愛し、「人」を慈しんだロジャーズは、
『宗教に関わると同一宗教内の人しか救えない』と考え、
宗教の枠を超えて、より多くの人々に触れていくには、
どうしたらいいのか???と考えた。
その結果、彼は教会から離れ、心理学の世界に身を置くこととなる。
私は、「私としての考え」を持つ者である。
その私は、
私が考える「考え方」に影響を受けながら人生を選択している。
時に感情に揺さぶられようとも、
殆ど、おおかたの時には、
私は、私の考え方に引きずられて人生を歩んでる。
「あなたの生き方」を見ていると、
「あなたの考え方」が見えて来ます。
・・・そうです・・・
「生き方」(行動・行為・在り様)は、見えてしまうものなのです。
そして、
しかも、
その生き方が、
考え方によって生み出されているとするならば、
「考えていること」って、・・・実は・・・隠しきれるものではないのです。