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もっと貪欲に盗んで欲しい

勉強しなければならない。
学習し続けなければならない。
本を読まなければならない。
理論講義にも積極的に臨まなければならない。
しかし、
どんなに本を読んでも、
理屈を理解しても、及ばない事がある。
それが、
実践であり、体験だ。

実技・実践・体験・実習は、仮想ではない。
それこそが現実であり、
リアルにその場で生々しく展開される現場での臨場感こそが、
ダイナミックに人の心に迫りくる。
その間主観的な関係性が、感動と共に変容を促すのだ。

誤解を恐れずに伝えたい。
傲慢に言うのではない。
上から目線で言うのではない。
ただ、ただ、
もっと、もっと、貪欲に、私から盗んで欲しい。

私が、いつまでも出来る訳ではない。

ここに来るまでの私の道のりは、私にしか知り得ないものもある。

しかし、今、私は、ここに居る。

カウンセリングのスキルは、体験と実践の積み重ねの中でしか習得できない。

東中国カウンセリングセンターで行うカウンセリングでは、
小手先の問題解決をその目指す位置に置いていない。

「人間存在」そのものの、
生れてくることを許されて、今を生きている個人の存在そのものに焦点を当て、
その一人ひとりの「本質」「SOUL」からのメッセージを受け止められるように、
セルフからの疼きの声に素直に添って生きられるように、
トランスパーソナル心理学を基本に、対人する時の根幹にしっかりと根付かせて関わる。

今日も、我がセンターの熱心なカウンセラーたちが、
自主的にカウンセリングの実習演習を行っていた。
私は、そんな姿を見るのが好きだ。
よりクオリティーの高いカウンセリングを行えるように、
クライアントの為に、
クライアントのニーズに応えられるカウンセリングが提供できるようにと、
真摯に演習に取り組む姿は、
私には眩しく映る。

ガンバレ! ガンバッテ!

私から伝えられるものは、何でも伝える。
私には、モノ惜し気に取り隠したいものなど、何一つない。

だから、私は、クライアントの了解が得られるならば、
実際のカウンセリングの場面に立ち会うことも許し、開放している。

貪欲に盗んでもらえることが、本当に嬉しいのだから。

我が子の成長を見守ると等しく、
後輩の、弟子たちの、成長こそが、私の歓びなのだから。


HCC:馬屋原 眞美子
by h-c-c | 2012-09-16 19:39
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