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本物のカウンセリングを!

弊社は、実はまだ冬期休暇なのですが、
今日、一月五日には、今年初の外部依頼の仕事が入っていました。
その仕事の為に、朝から某学校に出向きました。
それは、ある授業での一旦の講師の仕事でした。
それを、
今回は当センターのカウンセラーであるMさんに担当してもらうべく昨年末より準備を進めて来ました。
彼女担当の2時限(2コマ)授業の様子を、私も教室の後ろから同席して受講しました。

Mカウンセラーは、とても熱心です。
日頃から、カウンセリングに関しての努力を惜しみません。
彼女を見ていると、私がカウンセリングを始めた頃のことをよく思い出します。

私がカウンセリングの学習を本格的に始めた22年も昔、
地方都市のこの辺りには、まともな勉強環境は全く無くて、
実なる学習よりも、それを学ぶために広島や関西、東海、東京へと、
交通費や宿泊費に多額の金銭を費やしていたこと、
それでも、
優秀な先生たちから直々に本物(?)を学びたくて、
カウンセリングの真髄を体得したくて、
無けなしの手持ちの中から、無理矢理時間とお金を捻出しながら
仕事や家事に犠牲を払いながら、走り回っていたあの頃を、
今さらのように半ば懐かしく思い出します。

今でこそ、やれ心理学だの、カウンセリングだ、などと一般的に口にしていますが、
20年以上も前の日本において、
それはまだ、大きな偏見にさらされる立場に在るものでした。

今でも、
占いや、悩み相談や、癒しサロン、などと同等な扱いを受け、
誤解と偏見の中で、十分にカウンセリングと言うものが理解されないままに、
カウンセリングそのものが生かされ活用されない状況は残念でなりません。
薬を利用する前に、「まともなカウンセリング」を受けてさえもらえれば。
精神薬だけでは、精神疾患は改善しません。

Mカウンセラーに関して言えば、ここ最近の彼女の努力が、
カウンセラーとしての彼女自身の腕を挙げて来たのだということ事を、
十分に実感できる講義内容でした。
嬉しいです。 本当に嬉しいです。

私の仕事は、この地方都市に、実力のある信頼のおけるカウンセラーを
一人でもたくさん、輩出、育成していくことです。
彼女のような人が、どんどん後に続いて素晴らしいカウンセラーが育っていくことは、
私にとってこの上ない喜びです。

逃げては通れない己の人生で、人々は様々な試練に出合います。
しかし、
その試練と思えしものは、自分自身の魂を、中身を育てるための課題に過ぎません。
ただ、それを独りで超えるには厳し過ぎると感じる時、
その傍に「カウンセラー」が居てくれるのです。
カウンセリングは、ファッションではありません。
カウンセラーは、飾りでもなければアドバイザーでもありません。

カウンセリングを本気で自分のものにしたい人。
自分の人生も他者の人生も大事に考え、
共に生きて行くことに自分の人生の歓びを見出したいと考えられる人は、
是非、一緒に、学び合って行きませんか?

HCC:馬屋原 眞美子
by h-c-c | 2012-01-05 20:52
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