社会の不条理

カウンセリングの世界に踏み出すよりずっと以前から、
私は、哲学を好んで学び、精神性の安定を求めて宗教学に親しんだ。
「探究」の道を進もうとするためには、自分の中に住みつく
個人的な価値観や伝統的な刷り込みに縛られたままでは、
新たな出逢い(気づき)には到れない。
探究のために必要なのは、限りなく深く大いなる受容の力ではないだろうか。
自分の身に生じる現状を受容する。
時を見ては、自分自身とそれを取り巻く現実を俯瞰する。
ただただ、それを見、受容する。

カウンセリングに来談される殆ど多くのクライアントに、
その姿勢は無い。
思い通りにならない現実の中で、「なんで自分に?」「どうして私が?」と、
なぜ? なぜ? と、問い続ける。
答えは見つかるのだろうか?

最近の来談者の課題としては、発達障害に関連する二次的弊害。
止めたくても止められない、繰り返してしまう問題行動。
それには依存的な行為も含まれる。
意外と多いものに、仕事依存も見受けられる。
債務が膨らむ借金問題もある。
しかし、これらの陰には、
現在この国に忍び寄る低所得者、貧困の問題が潜んでいる場合がある。

銀行って、何だ?
銀行は、一体何をしている?
街金よりも悪質な銀行カードローンは、
安易な誘いで自己破産者を増幅させている。
日銀のゼロ金利政策も、結局は弱者をさらに窮地に追い込む。

クライアントに起こる諸問題には、
精神的なもの、思考の偏りによるものだけでなく、
日々の社会状況の中で必然的に引き込まれていく罠のような
時代の波の中で作りだされるものも少なくない。

聴きながら、聴き分ける。見分ける。本質を見抜く。
カウンセリングで行われる行為は、そのアプローチさえも、
区別して行われなければならないはずである。


[PR]
# by h-c-c | 2017-04-12 23:07 | Comments(0)

春・・・新学期

行きつ戻りつ・・・激しい寒暖差に悩まされているうちにも、
春はやっぱり忘れずに、桜の開花の便りにのせて、
新しい季節のスタートを告げてくれました。

つい先日、今週の月曜日、定休日を利用して、母をお花見に連れ出しました。
とても良いお天気で、青い春空を背景に見上げる桜は、まだ五分咲くらいでしたが、
最高に美しかったです。
瀬戸内海、尾道水道、千光寺公園。。。。。
家族みんなで、ゆっくり昼食をとり、海を眺めながらお茶をしました。

Julieが、暫くの間お里帰りでフランスに旅立つこともあって、
家族揃って過ごせた時間は、とても充実した優しい時間でした。

そして、
いよいよ次の日曜日から「第22期 実力あるカウンセラー育成講座」が、
始まります。
今年度は特に、プロフェッショナルとしてのスキルアップに重点を置いた
カリキュラム、そのためのアセスメントから、カンファレンス等を、
丁寧に進めていきます。
参加予定の方々は、楽しみにお越しください。
皆様にお会いできることを、楽しみにしています。


[PR]
# by h-c-c | 2017-04-05 14:20 | Comments(0)
私たちは、いつの時にも、「今、ここ」に居るはずなのに。
本当の意味で、「今」に居るってことは、そうそう無い。
ここに居ながら、ずっと昔のことを感じたり、
来るか来ないか分からない、不確かな未来、将来を案じたりする。

若い時は、未来に希望ばかりがある訳ではなく、
経験の少なさから、不安や心配事に悩まされる。

目先のことに追い立てられるように、慌ただしく過ごす中年期は、
自分のことだけでなく、家族や子どもたちのためにも時間が費やされる。

老いてくれば、将来に夢を描く力は少しずつ減って行き、
過去を懐かしみ、昔の友との語り合いに、その瞬間心を和ませる方が楽になる。

一体いつ、「今、ここ」に居るのだろう。
どれだけ、「今」を生きるのだろう。

そんな中、今日、こんな川柳を見つけた。

*********
 ボランティア、するもされるも、高齢者。
 無農薬、こだわりながら、薬漬。
 若作り、席を譲られ、無駄を知る。
           手をつなぐ、昔はデート、今 介護。
           目には蚊を、耳には蝉を、飼っている。
           惚れ込んだ、笑くぼも、今やしわの中。
日帰りで、行ってみたいな、天国に。
                   *********

笑って読める今、幸せだなぁ~って、思う。

この一週間、すっごく忙しかった。
仕事ばっかりしてた感じがする。
・・・今日で、三月も終わっちゃいます。179.png179.png179.png


[PR]
# by h-c-c | 2017-03-31 19:29 | Comments(0)
「愛」って大事。
これに反論する人は、そういないとは思うんだけど。
でも、これが自己愛となると、違ってくる。
「自己愛性障害」みたいに、、、自分のことばっか!
自分のことを分かって!分かって!って、周囲から愛を奪おうとするタイプの人。
そう言う人って、殆ど決まって被害者意識が強くて、
他者の目が気になって、周囲が自分を認めてくれないと言っては嘆き続ける。
内向きに生きてるから、どんどんどんどん、自分からど壺にハマって行く。
行き詰まりの迷路で、愛をたくさん与えてくれた人たちのことまで、
悪く云って罵って、自分の立場を合理化し、正当化し、言い訳ずくめ。

「愛」は、内向きじゃダメなんだけどな・・・。
「愛」は、外へ向かって、自分から発信するもの。
自分から自発的に注いで行くものなんだけどな・・・。

分かんないんだよね、たったそれだけのことが、、、、、。
・・・そう、意外と、分からないんでしょうね。
自分のことしか考えない人。
自分は他者を理解しようともしないクセして、
自分のことだけは、受け入れて欲しいって云う人。

そう言う人達って、ホント、共通してるとこがあって、
結局、自分で自分を追い込んじゃうんだよね。
挙げ句の果てには、世の中皆が敵みたいなこと云いだす始末。
・・・・
申し訳ないけど、疲れちゃうね。
こっちだって生身の人間なんだからさ!

厄介なのは、そう言う人が、結構頑固で強いんだよね。
だからさ、なかなか・・・どうにもこうにもならないのよね。。。

[PR]
# by h-c-c | 2017-03-22 22:54 | Comments(0)

湯治療養

ただいま・・・。
やっと、お家に帰って来ました。

仕事に支障を来たさないように、
スケジュー調整に配慮の上、
一週間、正確には五泊六日、中国山脈すそ野の山間部、
とある温泉場で豊な時間を過ごしてきました。

身体も心も、実に穏やかな環境に包まれた自分の為の時間でした。

自分だけの為に、仕事からも離れて、ただただ静かに時間を過ごす。
こんな時間の使い方は、生まれて初めての経験でしたが、
家族や仕事スタッフの理解に恵まれた中でのとても幸せな体験でした。

お金や物だけではなく、豊かに過ごす過ごし方、
物や情報から離れて、ただただ、自然に包まれて呼吸する。
食べ物は地産、採りたての新鮮なものを少し控え目に口にする。

昼間は、車も一切通らない山道を鳥の声や木々の葉音を聴きながら散策する。
夜は満天の星の下で、ゆっくり温泉に浸かる。
ゆるやかな時間を過ごせると言うことは、過労で疲れた身体だけでなく、
心を開放し、気持ちや考え方を穏やかにしてくれました。

こうした一連の循環、サイクルは、私自身をやさしくし、
周囲のあらゆるものに感謝の念が湧き起こります。

自分の時間を自分の為に、自分流に使うということは、
ある意味、
自分の人生を、自分流に使いこなしていくことに繋がるのではないかと、
考えています。
「素晴らしい時間を、ありがとうございました。」



[PR]
# by h-c-c | 2017-03-18 14:47 | Comments(0)

ふるさと

わたしは、ずっと、ここに居る。

私は30歳で三男を産んだとき、なぜだか・・・フッと思った。
何の根拠もなく、誰かに云われた訳でもなく、ただただフッと…、
・・・そう思った。
「わたしが、”ふるさと”に成ろう。」って。
子供たちが成人し、巣立って、いずれ実家を離れても、
何かの時に戻って来れる「ふるさと」があれば、
それは、踏ん張れる力に成るかもしれないし。
街並みが変り、家々の景色が変り、
時代の流れに呑み込まれて色んなものが変って行ったとしても、
「わたしが、ずっと、ここに居て、”ふるさと”になろう。」って。

あれから、かれこれ30年以上経った今頃に成って、
わたしは、本当に ”ふるさと” に成ってきた。

昔、私の父親の世話になったという人が、顔を見せに、お礼を言いに・・・。
若いころ、祖父の世話になったという人が、懐かしい話をしたいと言って・・・。
小学校の低学年の頃引っ越して行った人が、私のことだけはよく覚えていたからと言って。
インターネットで私を見つけて、どうしても一度会いたくなったからと言って・・・。
友人のお母様が、他界した娘の遺品を整理していたら、私との交換日記が出てきたからと言って。
学生時代の同級生が、帰郷の折には連絡をして、我が家まで会いに来てくれる。
お喋りをし、お茶をしたり、食事をしたり・・・。
・・・そう・・・、
わたしは、ずっと、ここに居る。

懐かしい人、懐かしい場所、懐かしさは、記憶を一気にその時代に引き戻す。
人生と言う旅を続けながらも、フト、「何か」休みたくなったら・・・。
遠慮なく、戻って来てください。
小さな小さな、本当にちっぽけな、
けれど確かにあったあの頃に繋がる「ふるさと」への入口が、ここにありますよ。

短い時間しか取れないかもしれないけれど、
その時も、きっと私は、傾聴に徹するでしょう。。。。。

[PR]
# by h-c-c | 2017-03-07 21:35 | Comments(0)

朗読会

楽しかったなぁ~。
ホントに、楽しかった。
今日、朗読の発表会を終えました。
昨年来、ずっと準備して来た読み込みです。

先生から、「もう、セミプロって、云ってもいいくらい!良かったよ!」
って、評価をいただきました。037.gif037.gif037.gif

それより、何より、来場くださった200名以上の方々の、
聴いてくださる会場の空気感がとても良かった。
「朗読」って、聴いたことありますか?

是非一度、ご体験を!
引き込まれますから。。。



[PR]
# by h-c-c | 2017-02-25 20:41 | Comments(0)

学ぶことの意義

お疲れさまでした。
既に座学スタイルで学ぶことから何十年も遠ざかっていた方々にとって、
一日中の集中講座は、きっとお疲れだったことでしょう。
・・・・・
始まりました。
今年度のカウンセラー養成講座、入門基礎編の第Ⅰコース。
さすがに11時から17時までの講義講座は、
中途に休憩があったとしても、…まぁ…疲れました。
私も歳なのでしょうか???
これまでも、ずっとやってきたことなのに・・・。

確かに今は季節柄、
喉の調子も良くないし、一人でぶっ通しの講義は、
体力的に疲労感が残ります。

それでも、受講者の方々の熱心な姿に引っ張られるようにして、
今日一日が終わりました。

幾つになっても、どんな時でも、新しいことを学ぶのは新鮮で、
楽しいものです。
柔らかな心は、学びの力を強めます。
理論・考え方、柔軟に吸収しつつも、自分軸に還元させながら、
鵜呑みにはしない。
一見、逆ベクトルのように思えるこのスタンスを外さないこと。

学びを継続的に重ねる姿勢には、謙虚で柔軟な姿勢と同時に、
「…そうかもしれない…そうなんだろう…、しかし、私はこう考える。」と云う
迷いながらも自分軸に戻して再検討しながら、
自分の中に落とし込んでいく姿勢が無ければ、
学問も、理論も、体験も、決して自分自身のものにはならない。

・・・私は、そう考えています。

[PR]
# by h-c-c | 2017-02-19 21:49 | Comments(0)
予防カウンセリング・教育カウンセリングの普及定着を目指して、
20年以上活動を続けています。

カウンセリングを受けなくてもいい人生を!
そのためには、少なくとも、
今の自分が、どのようにして作られて来たのか?
自分が、何を獲得し、何を放棄し、自分の何を粗末にしているのか?
自分を縛っているものは、本当に外側に在るものなのか?

他者の評価ではない。
他人の目じゃない。
分かろうはずもない他者の考えていることをあれこれ思い悩んで、
結局自分のことまで分からなくなる。

誰かに気に入られることじゃない。
自分が自分とちゃんと繋がっているか?
自分の本心を大事にしてあげられているか?
・・・、それは、どうすれば出来るようになるのか?
まずは、学びましょう。

2016年度のカウンセラー養成講座、基礎編のⅠ・Ⅱ・Ⅲは、
昨日 2月17日をもって修了しました。
真剣に取り組まれた受講者の方々は、晴れやかに巣立って行かれました。
そして、
今年度、2017年度の養成講座基礎編Ⅰが、
いよいよ明日から開始です。

また、新しい顔ぶれの皆様と、
新たな気づきの旅に出かけることが出来ますことを、
今からとても楽しみにしています。



[PR]
# by h-c-c | 2017-02-18 19:55 | Comments(0)

『信じる』の色々

信じる」って、意外と難しい。
「信じ切る」となると、さらに難しい。
「信頼」してるからね…って云う。。。ホントに?

信じきれないことは、疑いを抱くことは、いけないことなのか?

それよりも、
どうして信じきれない現象が起きるのだろう?
信じたいのに、信じきれない。
これは、すべて、私の内側に起きていること。
自分自身の問題。

少し視点を変えて考えてみる・・・。
「信仰」。。。
これは、どうだろう???

「信仰」を強要し、売り物にする宗教って…どうなんだろう?

さらに言うならば、「信仰」と「洗脳」。。。

その境界はいつ、どの瞬間、どのような時に生じるのだろう。。。

何を選んでもいい。
どのように生きようと、その人の自己責任においてそれも有りかもしれない。

「自分の人生の主人公は自分自身」なのだから。。。

禅語録に私の好きな言葉がある。
主人公、騙さるな!
自分を明け渡してしまわぬように。。。


[PR]
# by h-c-c | 2017-02-17 19:36 | Comments(0)

HCC Community Space


by h-c-c