私は、近頃、あえて手書きで「手紙」を送ることに努め始めました。
メールは速いです。
SNSでの応答は、何だか大急ぎです。
スピード、便利性、お手軽さ、、、、。
・・・・・それでも、そこにはどうしても見つけられないものがあります。
今日は敬老の日。
私は、
今は亡き父や、今ではペンも筆も持たなくなった母の代わりに、
彼らがかつて交流していた方々、
お世話になった方々に、筆かペンで手紙を書くように
心がけています。
何日か後に、丁寧なお返事をいただきます。
恐縮します。
その昔、とても達筆だったあの方も、今の文字は、その頃とは違っています。
けれど、そこには、
確かにそれぞれの時間を生きて来られたその方の息遣いが
文字を通して伝わってきます。
そこには、心が、想いが、懐かしさが、温もりが溢れています。
涙が流れ、そのお手紙をじっと抱きしめます。
母も、昔は習字が上手で、特にかな文字は絵のようでした。
それでも、今は、鉛筆でも上手く文字が書けません。
筆圧は弱く、何より文字を忘れています。
人の人生って、何なんでしょう?????
表面上の文字や、言葉を超えて、その人の今を伝えてくれる
「手紙」を、これからも、少しずつ書いて行こうと考えています。
時代に逆行しているのかも知れませんが、
時代に流されてしまうのは・・・厭!です。