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カウンセラ―に求められるもの

カウンセリングは万能ではない。
そんなことは、元より承知だ。

しかし、
同時に、カウンセリングの効力は大きい。

カウンセリングによる実績の大きさは、
カウンセラーとしての私自身、数え切れないほど体験して来ている。

「カウンセラーに成りたい。」と云う人がとても増えて来ている。
そう簡単になれるものではない。
よほどの覚悟が要るし、精進は終生続く。

優しさと弱さは全く違う。
弱い人が多いと感じる。
素直・謙虚さと、中身に何も持っていないことは全く違う。

自分のこととなると頑固で意固地な割に、公的な視野に立つ思考力は弱い。

カウンセリングの理論だけを学んでも、
現実の社会に対して、何ら自分の意見を持たず、
自分のこと以外には関心が無いようでは話にならない。
問題意識に対しては論理的に思考し、
他者の発言を注意深く聴きながらも、相手の発言に対応できる能力は必要だ。

これこそが自律した一人の成人として望まれる姿でもある。
カウンセラーの仕事は、他者(クライアント)への自律支援だ。
カウンセラーを目指す人自身に、その自律が無くして、如何にしよう。

近年また、「洗脳」を解いて欲しいとの依頼がある。
それは、宗教からであったり、占いからであったりするが、
あなたの許に「洗脳」を解いて欲しいとの依頼が来たら、
あなたは、どのように対応しますか???


by h-c-c | 2015-11-05 22:33
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