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素振り…そして…国民栄誉賞

長嶋さんと松井選手に国民栄誉賞が授与された。
時の内閣総理大臣が選び渡すとされているものだが、
松井選手にしても、長嶋さんにしても、
生まれながらの資質の上に積み重ねられた
並々ならぬ努力精進の賜物であることは、間違いない。
来る日も来る日も素振り、素振り、更に素振り。

カウンセリングの場面では、クライアントに対して、
「いいよ、そのままで・・・。」と、言うことを学ぶ。
確かに苦しみ抜いている人に対しては、
それ以上頑張らなくていいから・・・、
今のままで、そのままでいいから・・・、と言うこともある。
しかし、
カウンセラーを目指す人に対して、それは通じない。
今のままでは困るのだ。
クライアントに、より良質なカウンセリングを提供するために、
人生の岐路で立ち止まり、混乱と葛藤のさ中に居る他者を前にする時に、
カウンセラー自体がそのままでいい・・・では、余りにもまずい。

野球選手が、銘バッターが、弛まぬ素振りを続けたように、
さまざまな業界の優秀な人たちが、
一日たりとも練習を訓練を欠かさなかったように、
カウンセラーを目指す人であるならば、
自己探究の意識だけは外さないで生きて行きたいものだと願う。

どんな道も、一日では辿り着けない。
だからこそ素晴らしく、誇れるものとなるのではないだろうか…と、
今夜ニュースを見ながら考えていた。

しかも、自分が、
この人生の多くの時間を費やして努力するその対象となるものが、
「自己探究」と「自己受容」の鍵となるものであるとするならば、
これに増す素晴らしいものはないようにも感じている。
by h-c-c | 2013-05-05 20:05
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