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事件を起こす背景

「人間」を巡って、考え方はさまざまにある。
宗教観でもさまざまで、性善説に基づくものがあれば、
人間は生まれながらに罪人であるとする性悪説によるものもある。
数限りなく存在する諸宗教。
教えも、拠り所となる法も無く、
ただただ金集めの宗教団体から、
目にもの見えぬことをいいことに、
インチキな悪霊払いや、除霊儀式で、
助けを求める人たちの弱味に付け込む輩の如き宗教団体。
「心理学」をベースに打ちたてて行く理論の中にも、
「人間」を見る見方は多岐に渡る。

短絡的に事件を起こしてしまう「人間」。
いとも簡単に人殺しをしてしまう「人間」。
人を騙すことばかりを考え、悪事を繰り返す「人間」。
詐欺、窃盗集団。
あらぬ噂をまき散らして、人々を混乱に貶める「人間」。

しかし、
生れた時から、悪人なんていないんじゃないかと、
私としては考えるのだが、どうなんだろう。
性悪説が、まかり通れば、
生まれながらに悪人の要素満載の「人間」がいることとなる。

どうなんだろう?
ホントのところは・・・。

「心理学」では、人間は創られて行くと考えるスタンスをとる。
少なくとも、私は、そう考えている。
だから、現代のような社会問題が生じる時代背景、
人間関係のこの在りようは、
「人間」が創られて行く過程となるその経緯、
その人の、
生育環境が大きく影響していることは否めないと感じている。

事件と事故が、しかも残虐な事件が後を絶たない今の時代。
果たして、生じたその事故は、本当に事故なのか?
それは、事件なのか事故なのか?

私たちを行動に走らせるものは、
考えていることではなく、
自分でも気付かないうちに
動き出してしまっている無意識の感情なのだが・・・。
by h-c-c | 2013-03-01 20:15
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