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どんなことが起ころうと、「すべては私から…」

何という慌ただしい一週間だったのだろう。
「想定外」…、私としては、あまり好きな言葉ではない。
出来得る限りの危機管理と最悪事態に備えて平時を過ごすよう努めることは、
経営を預かる者の最低限の務めだと、今は亡き父親から常々叩き込まれて来た。
しかし、「事故」は、
思わぬ時に、思わぬ人から、想いもよらない形で突きつけられる。
そして、その時、試される。
「さあ、お前はどうする!?!」
「お前は、どう動くのか!?!」と。
人生は、運命は、
常に自分の生き方を問われ続ける日々の連続、その重なりの結晶だ。
抗うことは出来ない。
人生から提示される課題を前に、
そのためにこそ学び続けて来た知識を智恵に変え、
自らの内に自身の信念として築き上げた価値観に従い添って生きること。
それは、ガチガチに固い、頑なな価値観であってはならないが…。

当センターで継続している講座の中に、
今年16期目になる「実力あるカウンセラー育成講座」という講座がある。
16年目になる本講座での今年度の年間学習テーマは『メタスキル』。
「プロセス指向心理学」、「タオ」の考え方を基盤に、
カウンセラーとしてとかセラピストとしてとか、だけでなく、
それより以前に、まず一人の人間として、自らの生き方にそれを映し出す。
これこそが、その「人」の人間性を醸し出し、単なるアプローチや技法を超えて、
その人自身となり、メタスキルとして醗酵される。
それを目指し目標において、今年度のために私が選んだテーマである。どんなことが起ころうと、「すべては私から…」_b0122085_10343276.jpg
昨日のその講座で学び合ったテキストの中から
ほんの一節だが、ここに紹介する。

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タオイストは、
私たちが人生で養うことのできる柔軟さという特質について
次のように記述している。

人は柔らかく、弱く生まれる。
死ぬ時は堅く、こわばっている。
緑の植物は柔らかく、樹液で満たされている。
それが死ぬ時はしなびて、乾いている。
それ故に、硬さと頑固さは死の信奉者である。
柔らかさと従順は命の信奉者である。

…と。

HCC:馬屋原 眞美子
by h-c-c | 2011-07-10 10:36
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