人気ブログランキング | 話題のタグを見る

なぜ? なんで? どうして?

次から次へと どうして 何のために こんなにも試練が続くのだろう?
日本観測史上最大規模の地震。津波。
私たちの暮らすこの国は、まさしく海洋国、島国だったんだ。
当たり前のことなのに、今さらのように思い知らされる。
日本が沈んでいく。どんどんどんどん沈んでいく。
イメージとしてではなく、現実として沈んでいく。
2011年3月11日。
東北から始まった巨大地震のあった日。
戦争を知らない世代が半数を超えた日本人だが、
私たちは、この日を、決して忘れない。

3月11日午後2時46分。
東北地方を揺らせた巨大なエネルギーは、
あの阪神淡路大震災の180倍との情報もある。
眠ることが出来ず、何も出来ないもどかしさだけを抱えながら
昨日からテレビ・インターネットからの情報だけを頼りに
体中に広がる悲しみで、涙が止まらない。
テレビ画面の右下に映し出される日本地図は、
津波警報に全てが取り囲まれている。
一つずつ一つずつ心をこめ、手をかけて、愛して育てた田畑が、
海岸から2-3Kmも離れているその場所が、
海水によって全て流される。沈んでいく。
人も、建物も、田畑も、道路も、山も川も、何もかも。
全てを呑み込んでいく、この壊滅的なダメージは、
人間の生きようとする気持ちを、
頑張ろう!!という心意気さえも、
何もかもを萎えさせる。
私たちは、それでもなお、生きることを続けなければならないのか?
どんな試練に遭おうとも、何度でも立ち上がり、
生きる努力を諦めてはいけないのか?
私は、本当に弱い人間なんだと、しみじみ感じている。

これ程の災害が続く中で、今また新たに緊急地震速報が流れる。

私の中で、
何もかもを投げ出したい気持ち、もう…どうでもいいや…、
と、何もかもを終わらせたくなる気持ち。
哀しさと、やるせなさと、こみ上げる挫折感が渦巻いて、
体中に広がっていく負の感覚に、命の力が沈んでいく。

その一方で、
事が落ち着き始めたら、
私の出来ることを、
こんな私にでも何かお役に立てることが有るのなら、
現地に行って、何か復興のお手伝いがしたいとも考えている。

我が家の嫁であるジュリの実家フランスから
ジュリのお母さんが泣きながら電話をしてくる。
海外への日本のニュースは殊の外悲惨な形で伝えられているし、
地震を知らない、津波を知らない大陸の人たちにとっては、
地獄絵図のように見ているらしい。

HCC:馬屋原 眞美子
by h-c-c | 2011-03-12 06:46
<< 何もできない まだまだ道半ばなれども… >>